- 聖地巡礼・2
- 2011/11/30 14:12 | 日記
~二日目~
引き続き、総務のMです。
朝から晩まで歩き続けていたのに、筋肉痛すらない爽やかな目覚めであった。
智恵子は東京にはほんとうの空がないと言ったが、これ以外の何が「ほんとうの空」だというのだ・・・・天候晴れ。しかも、夏日に迫らんばかりの良い天気。
天気に恵まれ、筋肉痛もむくみも無く、聖地のパワースポットぶりに朝からハイになりそうなところ、とりあえず、冷静になるためにM大学の博物館へ。先日、某・テレビでも紹介されていたが、ここの博物館は無料(特別展示は有料の場合もあるらしい)で、とんでもないものを見ることができるのだ。
特に、刑事部門の展示はグロ系が平気な方には絶対にお勧め(苦手な人は、絶対に行かない方が良い)。各種拷問道具や、絵はありがちだが。さらし首にされた人や、磔にされた人の写真も展示されている。しかも、この磔にされた人の写真、外国人向けの日本のお土産用写真や、色付けされて絵葉書として売られていたそうである。そういう経緯あってこそ、資料として残っているのだろうが、人間の尊厳や刑罰のあり方について考えさせられる場である。
さて、メインは「鉄の処女」。レプリカだが、これを展示しているのは日本で唯一、この大学だけらしい。話には聞いていたので、一度実物を見たいと思っていたが、事情を知らずに見ると、一見ではちょっとユーモラスですらある。鉄で出来た人形(マトリョーシカ的な外観)なのだが、中は鉄の串がびっしり取り付けられている。罪人はこの中に入れられ、扉を閉められたが最後、文字通りの串刺しになるわけだ・・・・考えただけで痛い。
その横には、復元されたギロチン。後ろには昔の日本の処刑場(首吊り)の再現。
ちなみに、鉄の処女はこのミュージアムのキャラクターとなっており、彼女のマークが入ったTシャツ等も売られているので、興味のある方は、機会があればぜひ(私は、彼女とギロチンのツーショットクリアファイルを求めた)。
さて、神保町。昨日、閉店時間に間に合わず、眺めるだけで終わってしまった文学関係の老舗、田村書店へ。

神保町挙げてのお祭りだというのに、通常営業時間にシャッターを下ろした頑固なラーメン屋のオヤジ並に強気な古書店だが、並ぶ書籍のクオリティを見ると、誰も文句を言えなくなる。学生時代、一度だけ神田に来て、欲しい本について聞いたのはこの店だった。それから10年ばかり経っているのに、やっている事が全く変わらない己を、向上心を失わないと言うべきか、進歩が無いと言うべきか・・・(恐らく後者。我ながらいい歳をして何をやっているのかと、ふと我に返った)。
自虐的になる前に、昨日入り損ねた本屋を当たる。それにしても、どうしてこんなに面白そうな本ばかりが並んでいるんだ(しかも、新刊書店じゃ買えない)。
「欲しくなるじゃん!!」
何度となく、感動故の逆ギレをする私に東京在住の友人からメール。貧乏学生のような東京滞在を過ごしているのを不憫に思って、食事に誘ってくれた。
歩き続けてへとへとで、財布と相談しても拒否される事が多くなっていた私は、誘いに乗るため、5000円以上のお買い上げで全国送料無料という、嬉しい古本祭りの特典を利用し、二日分の本を送る手配をした。総額、いくら使ったかは、計算しない方が精神衛生上よろしいようで・・・・
数時間後、久しぶりに会う友人と、会食。ピザとワインが美味しい店で、友情とバッカス(ギリシャのお酒の神様)に感謝した。ほとんどご馳走してくれてありがとう、M様。
お礼は来札された際に。
こうして、二日目の巡礼の夜は更けていったので、あった(森茉莉風句読点)。
















